RANCILIO EPOCA 3周年
デロンギのEC-200からRancilio epoca(S1タンク)へとエスプレッソマシンを換えて、気づけば3年と3ヶ月もの時間が流れていた。

この間、日曜や盆、正月に家を空けた時と、不調で寝込んだ数日を除き、毎日マシンに電源を投入してきた。ざっと計算して、1年でだいたい315日ほどになる。

1日に、4〜5回は抽出し、それもシングルではなくてダブルホルダーを使うから、一度に2杯、計8〜10杯だ。

1度の抽出には、18グラムのコーヒー豆を使い、28秒で1杯28ccエスプレッソが2カップできあがる。

1日に72〜90グラム、週に432〜540グラム、月に1728〜2160グラム、1年で20736〜25920グラムを消費している計算になる。確かに、まとめ買いする1.5キロのコーヒー豆が20日前後でなくなるから、これくらいなのだろう。

もちろんすべてを一人で飲むわけではないけれど、平均して6〜8杯は自分が消費している。残りは家族。

となると、1日に54〜72グラム、週に324〜432グラム、月に1296〜1728グラム、1年で15552〜20736グラムになるようだ。

今まで深く考えたことがなかったけれど、思いのほかコーヒー豆を消費しているようで、少々驚いた。そうなると、実際に飲むエスプレッソの量は、衝撃的な数字になるだろうから、計算するのはやめておく。

ただ、気になることが一点、豆やエスプレッソの消費量はよいとして、それに伴う砂糖の量だ。

いつもエスプレッソとカプチーノが半々で、時にマッキアートにするけれど、いずれもスプーン1杯の砂糖は欠かせない。入れることでさらにおいしくなるからだ。

だいたい1杯につき3グラムのようだから、1日に18〜24グラム、週に108〜144グラム、月に432〜576グラム、1年で5184〜6912グラムという計算になる。純粋にエスプレッソだけの消費量だから、食事の分は当然含まれていない。それでこの数字は、多いのだろうか、それとも許容量なのだろうか…。深く考えるのはやめておこう。


ところで、マッキアートの出番が少ないのには、理由がある。

マッキアートは、小さなデミダスカップに28ccのエスプレッソを抽出して、スチームしたミルクを注いだものだから、そもそもの量が少ない。

デミダスカップの容量は、なんと70cc。だから、エスプレッソを落としてしまえば、残りは約40ccなのだ。


もしマッキアート1杯分のスチームドミルクを用意しようと思ったら、40ccのミルクをスチームすることになる。

が、この40ccがくせ者なのだ。なぜなら、量が少なすぎてスチームするとミルクがあっという間に飛び散って、飲むどころの話ではなくなる。

少なくともカプチーノ1杯分のミルクをスチームしなければ、上手くはいかないのだ。


カプチーノ1杯分のミルクは約120cc、エスプレッソと合わせて150cc。

マッキアート1杯に必要な40ccのために、120ccのミルクをスチームするわけにはいかない。

残りの80ccの使い道がないからだ。

だから、マッキアートを飲む時は、家族が残りの1杯をカプチーノにする時に限られる。


マッキアートは、カプチーノに比べエスプレッソとミルクとの比率が1:1に近い。

だから、それだけエスプレッソの風味がはっきりして、絶妙なおいしさを持っている。

もちろんカプチーノも、エスプレッソの香りはそのままに、ミルクとうまく合わさることで、エスプレッソが苦手という人でもおいしいと思える、味わい深さを持っている。


それぞれ違った飲み物だから、その時の体調や気分によって選ぶ楽しみがある。

ただ、飲む回数の圧倒的に少ないマッキアートは、もう少し飲みたい気はする。

エスプレッソをまず一気に飲み干し、 すぐにマッキアートを三口でいただく。

なんという贅沢であろうか。


どちらも量が少なく、あっという間にのどを通り抜けてなくなるけれど、カプチーノに比べてより強いエスプレッソの香りが、しばらく口の中や鼻の奥に漂う。

この香りや味は、使うコーヒー豆によってがらっと変わる。

おすすめは、島根のCAFEE ROSSOエスプレッソブレンド

もう3年以上これ一本。

豆を挽く前からその香りは強く、挽くと部屋中に香りが漂いはじめ、エスプレッソを抽出すると一気に強い芳香が立ちこめる。

それだけに、トロッとして濃厚なエスプレッソから強い香りを放つクレマは、色が濃くてとてもきめ細かく厚い。

もちろん味もしっかりして、飲み応えは十分。

だから飽きが来ない。

おいしいエスプレッソは、よいバリスタがよい豆をよいグラインダーで挽き、よいマシンを使って抽出することでできると言う。

確かに豆、グラインダー、マシンがそろっても、豆の挽き具合の調整やタンピング(挽いた豆をつめること)の加減によって、その味は大きく変わる。

それも、豆の状態や天気によって勘案しなければならない。


毎日淹れていると、豆の挽き具合を変えなければ上手くいかないことがわかってくる。

雨の日はやや粗めに、晴れた日は細かめにしないと、思い通りの量や味にはならないことが多い。

湿度との関係なのだろう。

プロには遠く及ばないけれど、「石の上にも三年」、そこそこおいしいエスプレッソを淹れられるようになったように思う。


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| yoshioka49in | espresso | 01:22 | - | - | -